私たちは、生まれてから約1年かけて立ち上がって歩き始めます。
これは、立って歩くための筋力が備わったから歩くことができるということです。
では、仰向けから始まって最終的に立って歩くまでに、どのように筋力をアップさせているのでしょうか?
立って歩くまでの過程
◾︎腹筋〜仰向けで寝ている状態から体を起こす働き
◾︎背筋〜うつ伏せから体を起こす働き
◾︎腕・胸〜うつ伏せから体を起こし、寝た状態から立ち上がりの中間姿勢である四つん這い姿勢になるための働き
◾︎脚力〜立ち上がるために最も重要な働き
そして、一歩一歩の歩みを進めて歩きになるというわけです。
このように、重力に逆らって立ち上がり、さらに歩くということは、たくさんの筋肉の働きが備わって初めて可能になることなのです。
私たちの日常生活に当てはめてみると、これはみなさんが朝目覚めてから起き上がって、歩いてトイレまで行く過程と同じです。
赤ちゃんが約1年かけてやっていることを、私たちは朝目覚めてからの5、6分の間にやっています。
この筋力が低下してしまうと、立ち上がって歩く過程で支障が現れ、やがて歩きにも支障が出てしまいます。
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット・ウォーキングは、元気に歩き続けるために重要な筋力です。