「眠りが浅い」「寝ても疲れが取れない」それはもしかして、体だけじゃなく心のストレッチも必要なのでは?
あなたの気つかないところで、神経が高ぶったままの状態が続いているのかもしれません。
今回は、心も体もほぐしてくれるストレッチのやり方について、パーソナルトレーナーとしての経験(20年)から、詳しくお話していきたいと思います。
●心と体のコントロール
●ストレッチの効果
●ストレッチの個人にあったやり方
●ストレッチ活用法
心と体のコントロール
「心と体は繋がっている」よく耳にする言葉です。では、心と体にはどんな関係があるのでしょうか?
自律神経のはたらき
私たちの体には、脳にある視床下部→脊髄→全身という流れで自律神経が走っています。すべての器官に関わりを持ち、呼吸・消化・発汗などの機能をコントロールして体を正常に管理してくれています。
その自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の働きで体をコントロールしています。そして、自律神経は字の通り”自立している神経”なので、私たちの意志だけでコントロールすることができません。
自律神経をととのえていくには、良い生活のリズムをつくる・入浴・日光浴、そして運動やストレッチが効果的です。
●交感神経 :活動的な時に働く(緊張・興奮)
●副交感神経:休息する時に働く(リラックス)
副交換神経が優位に働くと、心も体もリラックス状態になります。
そこで、リラックス状態に持っていくのに最適なものが”ストレッチ”です。
交感神経と副交換神経について
交感神経と副交感神経の働きについて、もう少し具体的にお話します。
【交感神経と副交感神経の働き】
(交感神経) (副交感神経)
収縮 血管 弛緩
上昇 血圧 下降
速い 心拍 ゆっくり
緊張 筋肉 弛緩
蠕動抑制 腸 蠕動促進
促進 発汗 抑制
しかし、仕事やその他のことなどでストレスにさらされると、夜になっても副交感神経が優位にならず、心と体の休息ができなくなってしまいます。
ストレッチの効果について
自律神経のコントロールに役立つストレッチ。その効果にはどのようなものがあるのでしょうか?
●血行促進(筋肉の柔軟性向上による)
●関節の可動範囲の増大(筋肉の柔軟性の向上による)
●怪我予防(関節可動域増大による)
●リラックス効果(副交感神経が優位になる)
●不調の改善・予防(肩こり、腰痛、膝痛など)
●冷え・むくみの解消(血行促進による)
ストレッチのやり方について
体が硬い人のためのストレッチ方法
ストレッチのタイミングと頻度
心と体を休めるためには、リラックス状態で眠りにつくことが重要です。
僕は、寝る前に軽いストレッチをして寝るようにしています。そうすることで、リラックスできてスーッと眠りにつくことができています。「疲れてるから早く寝よう」とストレッチをせずにベッドに入った時は、だいたい眠りやすいポジションを探すことで時間を費やし、なかなか寝付けないことが多い気がします。
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■谷川アツシのちゃんトレchannel
ストレッチ 生活サイクルへの活用法

日常的にストレッチを組入れるには
★お昼休みに腕と首のストレッチをする
★朝起きた時に背中のストレッチをしてから起きる
まとめ

●リラックスの状態にするには副交感神経を優位にする必要がある
●副交感神経を優位にする効果的な方法はストレッチ
●リラックスのためのストレッチの最適なタイミングは眠る前(入浴後は伸ばしやすい)
●体をととのえるストレッチのタイミングは隙間時間を使う(1つの行動の前後に組入れる)
●ストレッチの頻度は毎日が望ましい
●体の硬い人は、できる範囲で伸ばすこと。グイグイやるのはNG(リラックスできない)
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